紅蓮のリベレーターについて感想を書いていくよ!
紅蓮のリベレーターがついに終わったので感想を書いていきます。とても面白かったです。
と言うことなので感想を私なりに書いていこうと思います。
英雄が一人の兵士として解放者となった物語
この物語は要はこう言うことだなって思いました。主人公は新生の物語で冒険者から英雄となりました。イシュガルドはそれに見込まれて竜詩戦争を終わらせました。では、紅蓮ではどうなっているのかといえば一人の兵士として動き、解放者となったといえます。
紅蓮の舞台となっているのは今までのエオルゼア三国とイシュガルドを離れてアラミゴとひんがしの国となっています。これは主人公を英雄であると見てくれる人はほとんどいない場に身を置くことになります。
FF14のシナリオでいいなぁって思うのはここで変に主人公をヨイショせずに余所者と扱い、お使いで下積みし信頼と状況を把握していく過程を描いていると言う点なんですね。
主人公の扱いをしっかり相対されているのは当たり前かもしれませんが結構大事です。特にFF14は拡張パッケージという形で物語が続いていく都合、どんどんインフレという形で主人公をついつい盛り上げていくことになりかねないからです。
今回の物語で主人公も英雄としてほとんど見られずただの一人の暁の一員、神殺しができる一人として描かれているのは本当に良い。
主人公はリセの物語
今回の物語はリセが主役です。でも、あくまで代表者がリセであって大事な要という意味では民衆の一人一人が主役とも言えます。
なんだかゆとりみたいだって書いてて思いますがこの話は本編でも出てきます。
蒼天では竜詩戦争を終わらせるという目的のもとニーズヘッグを倒す、教皇を倒すという目的がありそれで完結をほぼしていました(正確にはパッチでついていけない民衆の問題もあったけどもメインではなかった)
紅蓮もゼノスを倒して終わりなのかといえばそうではありません。ユウギリがゼノス暗殺を考えた時、ゴウセツが言ったセリフやヒエンの行動に答えがあります。
紅蓮の物語は民衆が立ち上がらなければ意味がないということです。ゼノスを仮に倒そうとしても結局帝国からやってくるので意味がない。民衆が立ち上がって初めて意味がある。
だからこそ今回の序盤はフォルドラやヨツユは民を虐め徹底して折らせた。民衆が立ち上がるとまずいから。
そしてリセはアラミゴ、ドマにいき様々な価値観に出会っていきます。その中で国というのはなんなのかというのを考えます。アジムステップは特に描かれていて好きです。モル族の子供と国って何かって話したり、ヒエンと話してガツンと前を向かせてやりなと言われる。
様々な人たちを見ていって最後にアラミゴの衣装を着て赴く姿はとても良かった。
同時に暁としていられないというケジメをつけたと言うのも良かったですね。
アジムステップが本当にイイ!
もうこれは本当に個人的なことなのですがこの記事で
ドマ方面の地形ってアジアって感じでファンタジーな感じのエオルゼアと違って馴染み深いアジアになっているのが面白かったですね。次はどんな風景が見れるだろうってワクワク感が特に高かった。
フォルドラとヨツユ、アサヒに本当に思い入れてしまった
今回敵キャラの中で描かれていたフォルドラらというのは属州出身である。純粋なガレアン人ではない彼らがのし上がるのは大変だったことを言うまでもない。
マイノリティに属する運命にいてしまった人たちは度々マジョリティのよって圧力に押しかかる。大抵はそれは無意識で行われており報われるのは難しい。力や権力を求めている彼らだが私が思うには彼らは救われない。仮に属州出身者の一番の成功者であるリットアティンの立場に上り詰めようとも自分がマイノリティであったことは変わらない。マイノリティはマイノリティという個性がついた時点で敗北者になってしまう。マイノリティという烙印がつけば意識し続けなければならないのだ。本編ではヨツユが記憶を無くしてもなおその肉体(周囲の認識)にまとわりついてくる
その中で救われるためにはどうするか。それはいま一度過去を精算するしかない。そしていま一度自身を定義し直し環境を変える。正直分からん。
ただ本編の中では恨みである親殺しを成し遂げ成功している。私はあれで救われていると信じている。
フォルドラもまた時間がかかりつつも居場所を見つけていくだろう。
アサヒは知るか。勝手に満足してろ。
ゲームとして洗練されてきた!
敵の攻撃するときのAoEも洗礼されていてとてもわかりやすいなって感じです。その分、複数のギミックを同時にやってくることもあってやられてしまう機会も増えてきました……
討滅戦半ばに来るすごい技のときの演出もどんどん凝っていきとんでもないなぁって感じです。
個人的には白虎戦は予想外の方向で本当に爆笑しましたし、朱雀戦も音ゲーみたいなことが始まって面白かったですね。
それだけじゃなくてツクヨミ戦などではストーリー要素がかなり濃いパートが入ってきたり、面白い。
また、他のキャラを操作できるパートも出てきてストーリーも幅が広いなぁって感じです。できれば4.0の時点でできるようになってカノン砲打たれてのところもリセで操作したかったなぁって感じです。少し残念だったのはアラミゴ方面だと主人公が大事な局面に居合わせなさすぎ気がしました。
蒼天のイシュガルドは終わらないぜ!
エスティニアン強すぎませんか。蒼天のときはドラゴンが相手だったのでそこまで感じませんでしたが人対人の紅蓮だとエスティニアンが強い……なんで眼がないのに強いだろうね。ただ、カノン砲を破壊するときに報告しなかったのか、両陣営完全に困惑していたのは笑ってしまいました。
最後に
しかし本当に楽しかった……個人的には瞬間風速は蒼天、平均は紅蓮の感じです。蒼天はここぞというときに盛り上げ方がうまかったなぁって感じです。ニーズヘッグ戦など盛り上げ上手だった印象です。紅蓮はさっき述べたカノン砲を打たれたところも主人公が居合わせていない、クルルがさらわれたときも居合わせていないですしね……ここだってパンチのあるシーンが意外と無いですよね。(あんまり好きではないという意見があってもまぁ仕方ない)とはいえ、地道な描写がすごい紅蓮はかなり好きですね。というよりも紅蓮でFF14のシナリオの奥深さに気づけたので良かったです。
次は漆黒。みんな評価高いからどんどんハードル高いけども楽しみだー