FF14における水先案内人とは
水先案内人とは言葉そのものを由来としては船頭さんというものです。ではRPGにおける船とは何か。それはパーティや主人公のことを指します。船に流れるのは川となります。この川というのは物語でしょう。
元来RPGというのは聞き込みを行い進めていく探偵のような要素があります。FF14でも聞き込みをするというパートは残っているはずです。しかし、聞き込みをしてあっちこっち回るというのは途方もくれますし、物語というのもうまく機能するのは難しいでしょう。言ってしまえば海の中に彷徨うようなもの。
そこで出てくるのは水先案内人です。この水先案内人の役目は膨大すぎる海である世界を川にしてくれます。そして川の運行の仕方も担うことになるでしょう。
例えば水先案内人を未熟な子供としましょう。その場合その子供が先走ることで思わず行かなくちゃと誘導してくれますし、焦りが生まれると思います。
あるいは成熟した村長だったら丁寧に巡ってくれることもしてくれるでしょう。
そういった違いというのが生まれます。
漆黒のヴィランズでは暁の面々が行う
うまいなぁって思いました。今回の物語において暁の面々は先行して第一世界に来ています。それぞれ地域ごとを担っています。第一世界に来たヒカセンとしては早く暁の面々と会いたいという気持ちははありますし、その気持ちと世界を知るということができるというのはとてもうまい誘導だと思いました。
各地に来たなかで何か変化している暁の面々、第一世界の住民が誘導しないことで第一世界の違いを説明することでもっと違いを出しても問題なく出せる。
ここは洗礼された点だと思います。またさらに言えば今回ではアシエンという世界の真実の一端を知っているエメトセルクが同行することになります。エメトセルクが言っている通り暁の面々含め、ヒカセンらはまだ知らない情報が多いです。それをアシエン側から提示するというのは世界のより深みを増すことに役立つことになります。
漆黒のヴィランズまだ途中なのですが面白すぎる。ストーリーが既に上手いなぁって思っています。